2013年6月7日金曜日

グレン再手術

電話が鳴りませんように、と祈りながら眠りについた。
明け方、いろんな夢を見た。
リサの肺の動脈圧が下がらなくてがっかりした夢、リサがお腹が空いて泣いている夢、数値が下がって喜んでいる夢。
どれも断片的で混乱しつつ起きた8時過ぎ、携帯に病院から電話が入った。
パパが「9時ですか?大丈夫です、行けます」と答えている。
恐怖で心臓が止まりそう。
でも、もし万が一のことがあれば、時間なんて指定しないですぐ来てください、と言われるはず。落ち着け落ち着け。
10分で支度し家を出る。

ICUに着いた。リサの上体は前夜より赤黒くむくんでいる。
K先生が「昨夜から経過を見ていましたが、むくみがひどくなってきて、CVPの値も高いときは28ぐらいになるんです。これはやはりどこかに狭窄がある可能性が高いので、緊急で9時半にカテーテル検査の予約を入れました」と言う。
カテーテル検査室の前で待つ事1時間ほど。
検査の結果、前日にグレン手術を行った箇所に問題があり、左右の肺のうち左側にしか血液が流れていない状態だった。右は完全に詰まってしまっている。
すぐに開通するために再手術が決まった。執刀はI先生。
「今回は心臓は止めないですが、人工心肺で心臓をサポートします。心臓を止めないので時間に制限はありません。憂いが残らないようにきっちりやります」。
12時半に手術開始で、夕方ぐらいに終わる予定。

大勢の人たちがリサの周りでオペ室へ移動の準備
 ICUに隣接したオペ室へ
 また前日と同じく長い待ち時間。
16時から手術室の前の廊下で待っていたが、小まめに状況を教えてくれるK先生も全く姿を見せない。2時間ぐらい経ってようやく、手術自体は終わって、血圧などの状態を観察しているところだと教えられた。
それによると、狭窄は完全には除けず、でも血流は確保出来たので、経過を見ていくことが最善だろうとのこと。
執刀したI先生は相変わらず難しい顔をしていたが、少なからずCVPの値は下がってきており、リサの顔色も朝に比べるとだいぶ良くなっている。
2日連続での大手術。小さな体には相当な負担がかかっている。まだまだ安心するには早い。
リサ、頑張れ!

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