2013年9月13日金曜日

在宅酸素(HOT)

 いよいよ我が家に酸素の機械がやってきた、退院前日。
病院に持ってきてもらったものと同じ、テイジンの「ハイサンソ2U」。テイジンは在宅酸素のシェアをほとんど占めているらしい。
非常時や、外出時に使う酸素ボンベは合計3本。リサに必要な2lの流量だと1本で3時間。外来で3時間ぐらいかかったら、1回で2本使ってしまう、と言うと、病院にもボンベは置いてあるので、空になったものと満タンのものを交換してくれるかもしれないという。今度確認してみよう。
酸素の機械はボタンを押すだけとシンプル。電源が落ちるとか、故障の場合に、テイジンに連絡がいくような通信装置も取り付けられた。
ちょっとした問題は、酸素飽和度と心拍数をモニタリングするパルスオキシメーターで、体にセンサーを付けるので、安全のためアースが要るという。そういえば病院のコンセントはみんな3つ口で、これだとアースの機能付きらしい。
我が家では電子レンジと洗濯機のところにしかアースがないので、レンジのところから長いケーブルでつなぐしかない。もしこれがリフォーム時にわかっていたら、多くのコンセントにアースを付けてもらったんだけど‥
ますますごちゃごちゃしてしまう我が家。

明日には初めて病院から外に出ることなど知ってか知らずか、いつもどおりマイペースなリサ。
 鼻の管を入れ替える予定だったが、最近はシロップを加えなくても薬を飲めるようになってきたし、要らないのではないか、と粘って、OKをもらった。
薬剤師の方が、リサが飲んでいる薬について説明しに来てくれた。薬は全部粉だが、錠剤を砕いて粉にしてくれているんだそう。退院したら、薬は外の薬局でもらうことになるが、用意するのに時間がかかりそう。
先生にも看護士さんにも「家に帰ると、最初の数日は興奮してミルクや薬が飲めなくなってしまうことが多いので、もしそうなったら躊躇せずに管を入れてください」。この顔を見ていると、想像つかないけど。
「薬が1日でも飲めないと、途端に容態が悪化する可能性があります。それぐらい、今飲んでいる薬は、リサちゃんにとって重要なんです」と念を押される。
やっぱり管を入れた方がいいかな‥とちょっと弱気になる。が、必要な時に入れればいいのだ。まだ手間取ってしまうけど、なんとか入れられるし。
  NICUでの最後の夜、おやすみ〜

3 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  2. 同じく左心低形成の子を持つ母です。
    いつも詳細な情報が得られて助かっています。
    現在4ヵ月になりますが、ノーウッド+グレンをしたけどグレン戻して~の状態で入院しています。
    いつかリサちゃんみたいに一緒に暮らす日を夢見てリフォームを丁度していたところだったのでタイムリーな情報でした。
    さっそく今日、アース付きのコンセントの工事を追加でお願いしました。
    リサちゃんは私たちにとっても希望です。
    大変とは思いますが、大切な時間を私たちにも時々教えてください。
    これからも応援しています。

    返信削除
  3. 以前もコメントをくださいましたよね。ノーウッドを無事終えられたのはよかったですね。グレンの循環は見合わせたのでしょうか。リサもグレンではかなり手こずっています。今は肺の血圧を下げること、肺動脈の血管を育てることが目標です。
    アースの情報、役立ってよかったです。後からだと難しかったり、無理だったりするみたいですし。お子さんが早く退院出来るといいですね。

    返信削除