いつも柔らかめで毛先が細いブラシを選んでいたが、それが間違っていたことが判明。柔らか過ぎて、どんなに丁寧に磨いても、プラークが取れていなかったのだ。何十年も間違っていたということか‥
磨き方も全然違っていた。しばらくは練習しないと。
リサはご機嫌でおしゃべり。
ボールの中にビニール袋を入れるのは、我ながらいいアイデア。ぱんぱんに入っているので抜ける心配はほとんどない。これなら目を離しても危なくない。
夕方になって、眠くて目をこすりこすり。でもなぜかはしゃいで全然寝ない。
リサを特にかわいがってくれている看護師さんが、「リサちゃんが退院しちゃうの、すごく淋しいです」とちょっと目をうるませた。
一旦退院したら、もう二度と NICUに足を踏み入れることは出来ない。次からは小児科病棟だ。何十人もいる看護師さんたち、名前を覚えるのに苦労したけど、今はそれぞれのタイプもよくわかっている。あっさりとビジネスライクな人、リサを気に入ってくれている人、淡々としていても優しい人。
8ヶ月近くも毎日欠かさず通ったのに、急に行かなくなるなんて想像がつかない。ちょっと寂しい気もする。
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