久しぶりのパパに大喜び
リサは2番目なので、午後イチぐらいになると思われたが、予想よりも早く11時頃にカテーテル室から呼び出しがかかる。いよいよだ。
鎮静剤を飲まされたのだが、ちょっとハイになって酔っぱらったようになっている。声を出したり落ち着きない。そのままカテ室に入って行った。
終わった、という連絡が貸し出されたPHSに入ったのは15時半ごろ。
カテ室前でそこから1時間ほど待ち、リサが出て来た。今夜はナースステーションの目の前の観察室というところで過ごすそう。他にも何人か子供たちがいた。
K先生から検査結果について説明があった。
「今回はかなり盛りだくさんで、造影剤を最大限の量使っているので、負担も大きいと思いますが、いろいろいい点とよくない点がわかりました」。
今回、まずはカテ前に加算平均心電図の検査をした。カテで麻酔をかけるので、普段は難しい安静状態が得られるこの機会に20分ほどかかる検査をやっちゃいましょう、ということだ。結果については後日。
さて、これまで右の肺動脈の狭窄部分を広げるために、ノーウッド・グレン後カテーテルを繰り返して来た。今回もそこが1番の懸案であったのだが、予想に反してその箇所は狭くなっているどころか、少し広がっていた。これはとてもグッドニュース。おそらく前回広げた箇所が、血流が増えたことにより更に広がったのだろう。
今回は、足の付け根から動脈にもカテーテルを通し、心臓の内部も見て来ている。左心室と右心室の動きや、弁の逆流の値なども測定。左心室は、ほとんど役に立っていない。右心室は今のところ頑張ってよく動いている。弁の逆流もさほど多くない。
酸素吸飲の有無でサチュレーションや肺の血圧の変化があるか調べたところ、やはり酸素吸飲がないと10%以上値が悪化するので、当面は常に酸素を使う必要がある。
よくなかった点としては、ノーウッド・グレン後に右肺動脈が閉塞していたために出来てしまった、静脈の側副血行路は相変わらずかなり太く、サチュレーションの低さに影響していると思われる。このまま放置するわけにはいかず、近々コイルで塞ぐ必要がある。
また肺の前側の血管がかなり細く、消えかけている部分がある。これは新たに出来た動脈の側副血行路のせいだと思われる。これもフォンタンまでには塞ぐ必要があるが、塞いでもまた新たに出来る可能性が高い。
総合的には、よい結果の方が大きいので、ひとまず安心した。
久しぶりに会った循環器の先生方は、「リサちゃん、大きくなりましたねえ」と感慨深げだった。おかげ様で、おデブになりました。
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