2016年5月6日金曜日

ナイーブアート イン 銀座

今日は、じいじばあば、なっちゃんも一緒に銀座の教文館へ。出版社、偕成社の展示イベント開催中。
ビルのエントランスに、大きなノンタンが。足元にはかしわもち。
 教文館は古い細長いビル。銀座の一等地にあるが、ちょっと地味‥で入ったことがなかった。9Fに上がると、入り口にはノンタンケーキ。
 偕成社が出版してきたたくさんの本が紹介されている。馴染み深い絵本もたくさん
 キヨノサチコさんの原画やラフ案など
 ノンタンは元々は白ぎつねの予定だったらしく、その漫画もあった。編集者と打ち合わせてもっと身近な動物がいいということになり、ネコになったそう
はらぺこあおむし
かこさとしの「からすのパンやさん」
 広いスペースではなかったけど、なかなか充実した展示だった。ノンタンの本も揃っていたし。リサがいたら張り切って読んだだろうなあ。

近くで開催されていた「ねむの木学園」の展示にも行った。ついでのつもりだったけど、これがとても素晴らしかった。「ねむの木学園」は、Wikiによると、
ねむの木学園は、女優・宮城まり子が設立した肢体不自由児のための療護施設。宮城は、次に施設の子供たちのための学校(ねむの木養護学校)を作り、また大人になった子供たちのため、身体障害者療護施設(ねむの木・のどかな家)を作った。
学園では勉強だけでなく、美術音楽茶道なども本格的に学ぶ。 子供たちの絵は「障害者の絵」としてではなくその純粋さ、ひたむきさによって人の心を捉えた。国内外で美術展が開かれ、ビルの壁画やカレンダー文房具のキャラクタ-などに採用されている。

入ったら、ちょうど学園の生徒と卒業生のコーラス中だった。宮城まり子さんが指揮をして、3、 4曲歌った。みんなすごく一生懸命に歌っていて、そこにまず感動。
会場内は写真を撮らなかったけど、かなり広いスペースに数百点の絵が並び、宮城さんが作者の紹介をした文が載せられている。
よほどの根気がないと描けないような細かい花のパターンや、鮮やかな色彩の絵。
宮城さんは御年89歳。歩くのは難しいらしく車椅子に乗っていたが、言葉も頭もクリアで、途中で学園の女の子を膝に乗せて抱っこしたり。エネルギッシュに活動されていて、みんなにお母さんと慕われて、頼られている。いろんな病気を抱えた子供達を「私の子」と言い、愛情を注いでいる。並大抵の覚悟では出来ないようなことを何十年も続けてきた人なんだなあ。

今月29日までなので、時間のある人は是非行ってみてください。

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