2016年7月13日水曜日

リサのおうち

我が家には仏壇がなく、リサのために祈る場所が定まっていない。キリスト教は、そういうものらしいけど、なんとなくチリンチリンと鈴を鳴らしたり、手を合わせたりする場所があった方がいいなあ、と感じていて、これがいいんじゃないか、と思っていたのが、「いのりのおうち」
小さなメーカーらしく、実物を見られるのは静岡の社内にあるショールームのみ。完全予約制で、平日しかオープンしていない。
というわけで、足を伸ばして行ってみた。
本当に小さなスペースで、メガネをかけた感じのいい若い女性が対応してくれた。あーでもない、こーでもないといろいろな物を棚に並べてみたり。
最初は、これがいいかなーと思っていたのだけど、
いろいろ見ているうちに、あれもいいかも、これもいいかも‥
どうやら、静岡 市は、晩年に徳川家康が住んでいたということもあり、菩提を納める「久能山東照宮」を建てるために全国から腕のいい大工や職人が集まったらしい。そのため今も指物職人さんが多く、ここの仏具なども、そういう職人さんたちが手作りしているらしい。確かにどれもとても仕上げが丁寧で、手触りもよい。量産出来ないので、全国展開していないのだとか。
 こんなのがさりげなくていいかなあ
 中でも特に惹かれてしまったのが、木製の小さな小さな骨壷。コショー入れのような大きさ形。作家さんが、いろんな種類の木を削り出して作っているそう。大きさや形も微妙にいろいろ。こうしてたくさん並べると、小鳥みたいでかわいい。
 結局、この入れ物をお買い上げ。仏具類はネットでオーダー出来るけど、この子たちは実際に手にとってみないと。中には屋久杉や黒檀、神代クス(地中に1000年以上埋まっていた部分)を使った、非常に貴重性の高いものも。
リサに選んだのは、赤く、ひときわツヤツヤとしたボディー(サティーネ)に、とんがりぼうし(ピンクアイボリー)。ずっしりと重みがあって、つるすべの感触がいい。
おりんの種類もたくさんあって、音もそれぞれ違う。並べまくり、鳴らしまくりの1時間半、嫌な顔一つせずに付き合っていただいて、ありがとうございました。

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