2017年1月20日金曜日

ちょうど1年

リサが最後にカテーテル手術を受けた日からちょうど1 年。
長い1年でした。
あの時のことは、今でも思い出すと胸が苦しくて、苦しくて、息が止まります。
リサの心臓が動くのをやめたのはもっと後だけど、実際に旅立ったのはこの日だったのだから、今日が本当の命日だと思っています。
どんどん、いろんな細かいことが、記憶から抜け落ちていって、掴もうと思っても、何一つ忘れたくないと思っても、少しずつ少しずつ、減っていってしまいます。

でもリサが「ママ!ママ!」と呼ぶ声は、はっきりと聞こえます。
いつも青白かった小さな手、ものすごく早く動いていた鼓動、かさかさしたほっぺ、毛玉になった髪の毛、富士山の形の唇。
ずっしりとした重さ。
常にシューシューと鼻からカニューラの空気の音がしていたこと。
おせんべを取り出すと、ものすごく嬉しそうな顔をしたこと。
眠くなると、チュッチュをくわえてルーシーの鼻を自分の顔にこすりつけていたこと。
絵本を読む時に、得意そうにこちらをちらちらと見ていたこと。
外を歩く時はいつもすごく慎重だったこと。
みんなで集まると、とても張り切ってご機嫌だったこと。

一つ一つ挙げるとキリがないけど、リサがそうやってしっかりと生きていたことに感謝をして、ありがとう、と言わないと。
リサ、会いたいな。

1 件のコメント:

  1. 会いたいね。
    でもリサへしてあげられることは毎日ベストを尽くしたよ。

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