リサが最後にカテーテル手術を受けた日からちょうど1 年。
長い1年でした。
あの時のことは、今でも思い出すと胸が苦しくて、苦しくて、息が止まります。
リサの心臓が動くのをやめたのはもっと後だけど、実際に旅立ったのはこの日だったのだから、今日が本当の命日だと思っています。
どんどん、いろんな細かいことが、記憶から抜け落ちていって、掴もうと思っても、何一つ忘れたくないと思っても、少しずつ少しずつ、減っていってしまいます。
でもリサが「ママ!ママ!」と呼ぶ声は、はっきりと聞こえます。
いつも青白かった小さな手、ものすごく早く動いていた鼓動、かさかさしたほっぺ、毛玉になった髪の毛、富士山の形の唇。
ずっしりとした重さ。
常にシューシューと鼻からカニューラの空気の音がしていたこと。
おせんべを取り出すと、ものすごく嬉しそうな顔をしたこと。
眠くなると、チュッチュをくわえてルーシーの鼻を自分の顔にこすりつけていたこと。
絵本を読む時に、得意そうにこちらをちらちらと見ていたこと。
外を歩く時はいつもすごく慎重だったこと。
みんなで集まると、とても張り切ってご機嫌だったこと。
一つ一つ挙げるとキリがないけど、リサがそうやってしっかりと生きていたことに感謝をして、ありがとう、と言わないと。
リサ、会いたいな。
会いたいね。
返信削除でもリサへしてあげられることは毎日ベストを尽くしたよ。