2016年2月10日水曜日

さよならサンソ

なかなか電話をかけられなくてグズグズしていたが、思い切ってテイジンに酸素の機械が不要になったと電話をした。
担当の方は、酸素の機械設置当時からずっと同じで、3ヶ月から半年に一回、機械の点検などでうちに来てくれていた。
とても物静かな優しいおじさんで、今回引き取りに来てくれた時も、本当に悲しそうに「なんと言っていいか、言葉が見つからないんですが‥12月に来たときは、とても元気そうで、もうすぐ酸素が要らなくなるかもしれないとのことだったので、喜んで引き取りに伺うつもりだったのですが。」
リサの写真の前で、「リサちゃん、本当に本当に頑張りましたね。酸素の機械、使ってくれてありがとうございました」と涙を浮かべた。

2年半、リサの命を支えてくれたハイサンソ、どうもありがとう。
そして写真は撮りそびれたけど、パルスオキシメーターと8本ものボンベも無くなった。
廊下に鎮座していた機械が無くなり、悲しいくらいすっきり。
24時間、シューシューとしていた音がなくなって、寂しく静かな我が家。

酸素ボンベは、テイジンではなく、下請け会社の方が交換してくれていたようで、ほぼ毎週、同じ人が来てくれていた。声の大きな、元気なおじさんで、いつも「風邪ひかないように、お気をつけくださいね」と声をかけてくれていた。リサのことを連絡したら、電話口で「嘘だろ!」と絶句。「あんなに元気で、こんにちはって出てきてくれて。目がくりくりして、かわいかったリサちゃんが、そんな‥なんてこと。もういやになっちゃうな‥」最後は涙声。
リサをかわいがってくれた人への報告はつらい。

1 件のコメント:

  1. そうだね。でも一緒に悲しんでくれてなんか嬉しいな。

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